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Eran Kolirin

エラン・コリリン

photo provided by TOKYO FILMeX 2021

Artist Profile

1973年イスラエル生まれ。

映画業界で働いていた父親の影響もあり、日常的に映画を取るようになる。テレビ局でドラマや映画の製作に携わった後、1999年に青春コメディー映画『Zur-Hadassim』で脚本家としてデビュー。エルサレム国際映画祭にて脚本賞を受賞した。

2007年に『迷子の警察音楽隊』で監督デビューを果たした。イスラエルとの長期にわたる対立後、アラブ世界で初めてイスラエル国家を正式に認めたエジプト。そんなイスラエルと複雑な関係にあるエジプトからやって来た警察音楽隊とイスラエル市民のぎこちないが、ほのぼのとする交流を描いた『迷子の警察音楽隊』は、世界的に高く評価された。第60回カンヌ国際映画祭ではある視点部門で上映され、“国際批評家連盟賞”、“ジュネス賞”、本作のために設けられた“一目惚れ賞”を受賞。日本では第20回東京国際映画祭サクラグランプリを受賞した。本作品は公開から9年後の2016年11月、ブロードウェイにてミュージカル化された。

彼の監督作品2作目の『The Exchange』(2012)は、第68回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で上映されたほか、サンフランシスコ国際映画祭国際批評家連盟賞、ハイファ国際映画祭俳優賞を受賞した。

イスラエルの現代社会を皮肉に描いた最新作『山のかなたに』(2016)は、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門、イスラエル・フィルムアカデミー2016、第17回東京フィルメックスにて上映。エルサレム国際映画祭長編コンペティション部門で上映され、主演ダヴィドの妻役を演じたShiree Nadav-Naorが女優賞を受賞した。また第20回イギリス・国際ユダヤ人映画祭(20th UK International Jewish Film Festival)で最優秀長編作品賞を受賞。

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